大村洋子
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横子さんと須賀男君が久しぶりに登場 裏面は「半旗」関連記事

9月13日の議会運営委員会において、私は挙手をして、9月27日「国葬」当日の議会の旗の扱いについて議論をしましょうと提案しました。

横須賀市議会は議会の旗を持っているのです。

全国でもたぶん稀有だと思います。

県内の共産党議員にあなたの議会はどうか?とラインで聞いてみたのですが、持っていると明確に答えたところはありませんでした。

しかも、持っているだけではなく横須賀市役所前に議会の旗は毎日掲揚されています。

横須賀市役所4本の旗

市長は「半旗掲揚」を一早く表明しました。

私たち(日本共産党)は「半旗掲揚」どころか「国葬」そのものを認めていません。

さて、議会の旗をどうするか。

私は、議運の中で、「27日の議会の旗の扱いを話しあいませんか」「半旗にするか、上まで全部掲揚か、そもそも旗を出さないか、結果はどうあれ、このテーマを議題にしませんか」と提案しました。私たちの本音はもちろん半旗は止めたいでしたが、それをストレートに出すことは避けました。議会には様々な意見があり多様性こそが議会だからです。議論することに意義があると思ったのです。

結果として、議論したという程のものとはなりませんでしたが、一応各会派のスタンスの表明はありました。私も思っていたことを表明できました。これは会議録に残るので、後世の人々にも伝えられたと思います。4つの旗の1つだけが全部上がっていないということに「不自然だ」とか「違和感」といった意見がありましたが、本質的な理由開陳を回避していると思いました。

 

もう1点、こちらの方がむしろ重大かもしれませんが、市は安倍元首相の追悼記帳所を設けた約1週間の時期に半旗を行っていて、その時に議会の旗も一緒に半旗にしていました。総務部長にこの点を問い質すと認め「議会の旗だけ一番上とは考えなかった」と言いました。

私はこの点についても議会運営委員会の中で発言しましたが、後から大野議長と話し、議長は「議会に一言あってしかるべきだったと思う。このことは市に言っておきたい」とおっしゃっていました。

今、全国の自治体で「国葬」に関して意見書や決議をあげるところが出てきています。(現時点で10自治体)このような流れを見るときに、行政をチェックする議会は完全に行政から独立しているのであり、だからこそ行政とは違う立場をとることもある、しかも議会は多様性に富んだ議員の集合体であり、議論することこそ意義があると思います。そのような議会のシンボルマークの旗を勝手に(まさに勝手に)扱ったことは事の本質を理解できていない者の行為と言わざるを得ません。議員出身の市長なのに、こんなことが起きるなんて残念でならない。