大村洋子
大村洋子大村洋子

予算議会の振り返り、代表質問 上地市政「誰も一人にさせない」という理念、今後は質が問われる。グローバル気候アクション 「敵基基地攻撃」について問うと市長は・・・?弁護士による無料法律相談をお気軽にご利用ください。

上地市政になって市民の困りごとを受け止める体制については前進していると思う。今年度から保健師の地域担当制が導入された。とても期待している。代表質問では4か月までの乳児への訪問活動を100%に近い形で実践していることを評価し、今後は行政センター相談窓口や学校のソーシャルワーカーとも連携するように要望した。

私は困りごとの背景にある本質的な問題まで踏み込んで解決できる力を行政がもってほしいと思う。1人1人個人の個別の困りごとだけではなくて、世帯全体をまるごと支える体制が構築されるのが理想だ。

生活相談を行っていると、困りごとは単純ではない。例えば精神疾患のある大人になったこどもをどう扱ってよいかわからないという高齢の親御さんがいる。おおもとには生活困窮があったりする、借金もあり、親御さんじたい介護が必要だったりする。そうするともう1個1個パーツでみるのではなくて、この世帯を幸せにするためにはどこからほどいていこうか、その段取りを決めて方向性を出して、励まし続けなければならない。コーディネート力が必要になる。出来ればその家族をテーブルの真ん中に置いて360度上からも下からも寄ってたかって覗き込んで、各セクションの担当者がカンファレンスをするのが望ましい。そういうのが本当の「誰も一人にしない」ということだ。それを進めるために私も提案し、働きかけ、自分自身も実践していく。

大村洋子 代表質問画像