大村洋子
大村洋子大村洋子

ヴェルニー公園の使用について ひいては市民が公平、公正、合理的に公共の場を利用するとはどういうことか

 

ヴェルニー公園散策 (4)

今年、10月4日「原子力空母はいらない横須賀集会」が行われた。この集会の場所であるヴェルニー公園を使用するにあたって、今までのやり方を見直さなければならないことが起きた。そのことを考えてみたい。

まず、出来事として押さえておかなければならないのは、毎年行われてきたこの時期の集会で公園使用を巡って複数団体が受付けを行い抽選になったということは過去にないということ。そして、この異例の出来事が10月4日の使用日の2日前である10月2日に行われたというのも多くの関係者には腑に落ちない点だった。

そして、抽選は実に37団体で行われた。

私は抽選の当日、まず整理券が配られた環境政策部のある市役所2号館の6階エレベーター前でその一部始終を見ていた。混雑した感じはあったが、トラブルもなく行われた。

本抽選の正庁も含め体制は環境政策部職員20名、総務部総務課警備員2名、横須賀警察署員20名(全員私服)だった。

私は原子力空母はいらないという立場であり、毎年、この集会に参加してきた。今年も参加した。この集会を巡っては、どういうつもりだろうか、この数年、右翼の人々が大音量で街宣車を走らせてやってくるようになった。そして、おそらく、今年は集会開催そのものを阻止するために公園使用させない手法をとってきたのではないかと思う。このような背景があり、市職員も横須賀警察もそうとう抽選時には緊張していたものと思う。あとから、私服刑事が20名と知って、より驚いた。

とまれ、来年以降はこのような無用なことは避けなければならない。

このブログを書くにあたって、再度、都市公園条例、施行規則等を読んだ。いくつか今回の出来事を通して疑問に思う点もある。この条例に限らず昨日のアスベストもそうだが、条例は生き物なのだなと思う。硬直したものではなく、時世で柔軟に変化していくものだということだ。常に常にその時の市民のために最善のものにしていくことが大切なのだと思う。そのためには、今ある条例や施行規則の何が不備なのか、そこに感度良く気が付ける力、使い勝手の良さを追求する姿勢が必要なのだと思う。