日本共産党第29回決議案と横須賀市議会の2つの決議
日本共産党第29回大会決議案を読み始めている。国際情勢から展開されている第1章は、2022年2月にはじまったロシアのウクライナ侵略、2023年10月9日のハマスによる無差別攻撃からはじまったガザ危機を規定し分析している。
2度の大戦で夥しい数の命を失った人類は21世紀に入ってなお、紛争や戦争を止めようとしない。近視眼的に観れば愚かな人類の遅々として進まぬ幸福追求への道程ではあるが、大会決議案はもう少し俯瞰的に歴史と世界を観ている。
私が日本共産党に入党し、はじめて戦争の理不尽さを目の当たりにしたのは「コソボ紛争」だったのではないかと思う。1998年頃だったが、その頃の何かの文書に「本国のアメリカ空軍兵士は家族と楽しく朝食を済ませると軍の任務に就き戦闘機でコソボへ飛びボタンを押して爆弾を投下し、帰還して夕食にはまた家族と団らんを過ごす」というのがあった。ひどい話だなと思った。これが戦争かと思った。ボタン一つで他国の人々を殺しておいて、よくも家族と団らんが過ごせるなと思った。
その後、私は2003年に初めて市議選に出馬することになる。その年の3月にイラク戦争が始まった。地方選挙ではあったが、イラク戦争反対も掲げて選挙戦をたたかった。それ以降大きく報道されるような紛争や戦争は久しくなかった。日本では2011年に東日本大震災があり、大地震、大津波、原発事故があり多くの命が失われた。世界でも天変地異が多発している。
天変地異だけではなく、明らかな人災である紛争、戦争が昨年から世界で起こっている。この紛争や戦争に対して他人事ではいられない。議会の内外で声をあげ、行動をしていきたいと思っている。横須賀市議会の2回の決議を以下に載せる。