大村洋子
大村洋子大村洋子

米兵犯罪の裁判を傍聴②

横須賀市の「基地対策のあゆみ」を読むと器物破損、建造物侵入、薬物の所持、傷害事件など枚挙にいとまがない。市議会で取り上げると、時の市長はみな口をそろえて、「犯罪は米兵に限らず起こっている。取り立てて米兵だけを問題するのはどうか。」といった類の答弁をする。

そんなことは分かり切っている。誰が起こそうと犯罪は良くないに決まっている。しかし、なぜ米軍人、軍属を問題にするのかと言えば、それは煎じ詰めれば地位協定の問題に至るということだ。

逗子海岸で蛮行を働いた米兵も現在横須賀基地の中に居て、米軍に身柄を拘束されているらしいが、ともすると地位協定によって、裁判の場を逃れたり、そもそも日本から逃亡することも事実上可能になっている。本当に不平等だと思う。

署名運動を活発化して、世論を広げ、裁判勝利のために尽力していきたい。