大村洋子
大村洋子大村洋子

「みんなの家」廃止について思うこと

青少年の家が廃止される方向で進んでいる。青少年の家というよりはみんなの家である。横須賀市は青少年の家(みんなの家)と表記することが多いが、実態としては午前中は年配者、高齢者が卓球や体操などの軽運動で使い、午後からは児童生徒が主に使っていることから、全世代型の施設として青少年の家というよりはみんなの家と言う方がふさわしい施設ではないかと思う。

久里浜みんなの家

私は昨年12月定例議会の一般質問でこの問題を市長に質問した。その際にも廃止よりも本来は拡充と訴えたが、その時よりもさらにその思いが強まっている。市は人口が減り20年後には30万人になる、だから老朽化した施設を廃止して他の施設に機能を移転することが必要だという考え方を示した。でも私は高齢者の数は今後しばらく増えるし、健康寿命延伸のためにも高齢者が運動する施設は廃止よりも本来拡充するべきではないかと思う。

今日の久里浜みんなの家の代替施設についての説明会でも花の国プール2階の集会室、ここは和室で50畳、20畳、10畳の3部屋があるのだそうだが、ここに卓球台を置いて使用できるような案がだされていた。卓球サークルの方々が406筆も署名を提出して要望を出したのだ。廃止予定とされる2024年3月末までにこのスペースを卓球が出来るように改修することは難しいようだが、来年度中には出来る方向と示された。今後9月定例議会で詳細に予算も含めて提案されるのだと思う。また、駐車料金の件も議論が必要だ。

日本共産党としては廃止そのものに反対である。前述のように廃止よりも本来拡充だと思うからだ。

横須賀市は追浜に野球場を作りベイスターズ、久里浜にサッカーグランドを作りマリノス、津久井浜でウインドサーフィンでマリンスポーツ活性化、全市を挙げてスポーツのまちを盛り上げている。その一方で、身近な地域に点在する卓球や体操のできるみんなの家の6か所を廃止するという、私はこれはおかしいと思う。

有名なスポーツチームを誘致して、お金をかけて器を用意する、子どもたちにプロの技術を観たり習ったりする機会を与える、それは良いことだと思う。賛成だ。しかし、リタイアした年配者、高齢者のみなさんが日々の暮らしの中で健康のために、また生きがいとして行っている軽運動の場を廃止する、これはおかしい。生涯スポーツの観点から言っても整合しているとはいえないと思う。公の仕事は華々しいことの成就が第一義ではない。日々の暮らしに根差した市民のささやかな要求を実現することこそ大切にするべきだ。