大村洋子
大村洋子大村洋子

サバ缶カレーそうめんとカレーピラフ風炊き込みご飯

出来合いのものではなくて、自分で切ったり煮たり、つまり調理したものを食べるように心がけている。そうはいっても、なかなか「料理する」ということがコンスタントに出来ないのが実情なのだが。

コロナの第7波。オミクロンBA2系が7月から爆発している。

政府は行動制限を出していない。出していないからと言って、旅行に出る気にもなれず、もっぱら家で過ごす時間が中心となっている。

この際、ご飯づくりをしましょうかということになり、レシピを見て作ってみたものを並べてみる。

赤旗日曜版「うれしい一品」にあった「サバ缶カレーそうめん」

サバ缶の中にしょうゆ、みりんを入れ、そこにカレー粉を入れて、これがつけ汁になる。そこに小ねぎをちらした。

サバ缶は水煮を使ったのでちょっと生臭さが残った。だからカレー粉を入れるのだなと後から気づいたけど、カレー粉の量が少なかった。もっと入れれば良かった。カレー粉というよりルーにしたので、それをそのまま入れちゃったもんだから、溶けずに固まりで口に残った。うへぇ~。ルーをお湯で丁寧に溶かしてから混ぜればよかった。サバ缶もゴロンゴロンと身が浮いた状態ではなく、ほぐしてフレーク状にすればよかった。首尾一貫してテキトーさが目立つつけ汁となった。まぁ、味はそんなに悪くはなかったけど、定番の地位にはほど遠いといった感じ。一緒に食べた息子は黙々とたいらげていたが。(ヤツの味覚はあまりあてにならん)

サバ缶カレーそうめん

 

次は赤旗日刊紙に載っていた「炊き込みカレーライス」

鶏肉と人参とアスパラガスを入れた。レシピには玉ねぎがあったけど、これはパス。私も含めうちの家族は玉ねぎが苦手なので、あえて入れなかった。しかし、最近改めて思うのはこれは私個人の意見だけど、玉ねぎの料理全般への貢献度は極めて高いということ。特にモスバーガーに入っている玉ねぎのみじん切りは芸術的に美味い!と思う。同じの流れの中で、カレーの中に入る玉ねぎも私は認めている。「ミステリと言う勿れ」の久能整さんもコトコト玉ねぎを炒めてカレーを作る。事程左様に玉ねぎへの思いはいろいろあるのだが、今回はパスした。

それと「炊き込みカレーライス」ではなくて「カレーピラフ風炊き込みご飯」という名前にすることにした。レシピでも水切りの洗米をバターで炒めるとありそれを敢行したので、これはまさしくピラフ!と思い、前述のように命名した。アスパラは合うなと思った。食べるときにソースをたらしても良かったかもしれない。つまり、そう、香りがイマイチだった。もっとパンチのあるスパイシーさがあってもよかった。ピラフなの?炊き込みなの!という曖昧な代物ではあったけれど、そんなに何もかも完璧にはいかないよ、てなわけで、65点。

かぼちゃの煮物と豚肉とごぼうの味噌汁も。

炊き込みカレーライス

少々、理屈ぽく言えば、料理はクリエイテイヴィティだと思う。化学と物理を駆使して、段取りよく進める。先をよむ力が必要だし、どんな味になるかなとイマジネーションも活性化する。作ることが楽しいし、そのあとに食べるので、文字通り「2度美味しい」となる。ホモ・サピエンスだからできることだと思う。