選挙管理委員会事務局と意見交換をしました
以下は簡単な質疑内容
◆投票用紙をめぐる不手際について
・7/1期日前投票の際に選挙区と比例の投票用紙の配布ミスがあった。
・7/10投票日当日には2枚一緒に渡したと思われるケースが発生した。
・このようなことがないよう、さらに打ち合わせ等しっかりやって気を付けていく。
◆立会人同士で政治的なおしゃべりをしていたというケースについて
・私語が一切ダメというわけではないが、投票に影響するような会話は行わないよう申し送る。
◆一部の公営掲示板ポスターの接着が弱かったことについて
・今回の選挙ではNHK党のポスターの剥がれ、破れが多々見受けられた。
・接着の仕方について規定はない。画鋲、テープ、のりなど自由。
・剥がれ、破れの通報があった場合はその候補者に伝える。
・今回の参議院選挙は神奈川県が管理者。
◆鉛筆の受け取り、返却の位置、投票者の動線との関係について
・コロナの関係で1人1人が鉛筆を受け取り、返却するようになっていた。
・投票所によっては動線で人と人が交差するところもあったかもしれない。
・今後は工夫をしていく。
・投票はがきの中に「鉛筆は持参も可能」と記載したとのこと。
◆マスクを付けない人への対応について
・実際にマスクを付けないで投票しようとした人がマスクをするようにと注意を受け、そのことをSNSに書き込みをして、それが拡散されたようだ。
・その影響らしいが、選管に問い合わせが何件もあった。
・マスクをつけないからといって投票を断ることはない。マスクをつけていなくても投票は出来る。しかし、するようにお願いしている。
・持っていない人には投票所に常備しているマスクを渡すようにしている。
◆投票啓発のための配車の状況について
・昔は車で啓発していた時期もあるが今は行っていない。
・市に関係した、市長選挙、市議選挙はゴミの収集車からお知らせを流す。
・防災無線は使わない。
・国政選挙は市の選管の管理ではないことから、宣伝、啓発は財源の問題から容易ではないとのこと。
◆外出が難しい方、移動困難な方の投票行動の保障について
・コロナ特例法によって、郵便制度で投票できるようになった。しかし、それも郵便のため早い段階で対応しないと間に合わないことになる。それが難点。
・介護施設等では不在者投票を行っている。
・移動投票車のようなものは考えていない。
・横須賀市は他都市に比べると期日前投票所は11か所で多い方なので、できるだけ、期日前投票という形で対応をお願いしたい。
・1か所の期日前投票所の設置で20人は必要となる。
◆投票所のスロープ設置の状況(入口、出口)について
・津久井高校の投票所は工事をしていてスペースが確保できなかった。
・今後はこれから、投票の人にも投票が終わった人にも、安全安心な対応をしていくようにする。
◆期日前投票所の所在のバランスについて
・汐入小学校はどん詰まりの場所にある。バランスよく等距離で集まれるような場所にあるのが望ましいが、そのようなところばかりではないのが現実。
・市内でも1000人で1か所の湘南国際村や8000人規模の人が対象となっている投票所もある。
その他
◆選挙公報がほしいという意見があった。新聞購読をしていない方はどうするのか。町内会、自治会は配っているのか。
・現在、新聞折り込みをしているが、新聞購読も減りつつあるので、今後の配布の仕方をどうするか考えているところ。
・行政センターには配架している。
・自己申告によって郵送しているお宅は1000軒ある。郵送料は市が負担。
・ホームページから選挙公報を見ることもできる。
・ポスティングは考えていない。
・町内会、自治会に依頼しても時差がるので実際は難しい。(投票日までに届けきれない場合が出てくる)
画像は選挙備品が整然と並ぶ倉庫内。ここから投票所へ決められた数の備品が移送され、終わるとまた格納される。一切は委託業者がおこなう。
選挙をおこなうと市民のみなさんからありとあらゆるご意見、ご質問がくる。今回はそのことを質問にまとめて選管に伝え、その回答をもらうという形で意見交換をおこなった。背景や内情も垣間見えてとても有意義な内容となった。
公職選挙法という法律に則っておこなわれる選挙。ルールを守るという点で自己点検の観点も問われると改めて感じた。
選挙は民主主義がもっとも体現されるものだと思う。〇×式ではなくて、候補者名を直接記載するやり方の国は世界でも稀有ではないか。そう考えると改めて、書いてもらう立場の私としては責任を痛感せざるを得ない。市議会議員16年生。気を引き締めてがんばろう。