災害について思うこと
台風15号、19号で全国的に大きな災害となったことを受けて、横須賀ではどうだったのか、昨日、日本共産党市議団は危機管理課長と懇談をした。
その中で、思ったことを書き留めておきたいと思う。
井坂なおし議員が「ほとんど影響を受けなかった地域があるのか」と聴いた際に、課長は横須賀市全体の地図を取り出して、このあたりは・・・と詳細に説明してくれた。なるほど、先日のような大雨、強風の際にもほとんど影響を受けないところもあるのだ。
影響を受けないというと語弊があるかもしれないが、避難所に行く必要がないという意味だ。自宅にいるのが一番安全、動かないのが一番安全という意味だ。
19号台風ではテレビが盛んに「いのちを守る行動をとってください」と繰り返していた。そうなると自宅に居て大丈夫なのか、行政センターに移動した方が良いのかなと思う人もいたのではないかと思う。心理的に焦燥感を覚えるのだ。一方で、あれだけ盛んにテレビが連呼していても、逃げ遅れた人はいた。
昨日の懇談を通して、最後は自分の判断だと感じた。
課長が沖縄の人々の話をしてくれた。沖縄の人々は天気予報から台風の進路を予想し、次には〇〇ヘクトパスカルと台風の大きさを想定し、自分の頭で考えている。学校で習ったわけでもないが、昔からの知恵でそうしているという。
「津浪てんでんこ」もそうだが、最後は自分たちの判断だなと思った。
安穏とした時代は終わり、これからは気候変動で災害が起こることを当然視するサバイバルの時代だと思う。
人間に何ができるか、政治に何ができるか問われている。
写真は昨年浦賀小学校で行われた震災時避難運営訓練の際の簡易トイレ。
そうそう、今回、行政センターを避難所として開放したが、ペット一緒避難可だったそうだ。