性的多様性の理解促進のための議員研修会の実施を望む陳情
タイトルのような陳情が横須賀市議会に提出されました。市議会に要望されたことから、委員会へではなく議会運営委員会へ付託となりました。
私は日本共産党を代表して賛同の態度表明をし、趣旨了承としました。しかし残念ながら、私たちは交渉会派でないため
議会運営委員会での立場はオブザーバーであり、意見、質問はできるのですが、賛否に影響力を及ぼすことができません。ですから、❝物の数に入らず❞議運の全体の結果として「趣旨不了承」となってしまいました。
これが委員会への付託であったなら、少なくとも「趣旨不了承」ではなく「審査終了」というかたちで、賛否が分かれたことが記録として残るのですが・・・・。
そういう、最終着地のあり方もそうですが、そもそも、このような内容が了承されないということに、私としては如何ともし難い思いです。
まったく残念でなりません。
横須賀市はパートナーシップ宣誓制度が今年4月から施行され、先んじている自治体だと思います。
私は今日の議運で、事務局に9月議会はすでに1回の議員研修会が終わり、2回目が予定されているなかで、12月なら議員が一堂に会する機会の設定が可能かということを問いました。事務局は可能だと答弁しました。ですから、陳情者の思いを受け止め市議会として40人が一堂に会して当事者からお話を伺いながら、率直な質問もさせていただく、そのような機会を設けることは、そう難しいことではないと思います。
陳情者の陳述も切々と、同時に堂々と素晴らしかったと思います。
日本共産党は先の参議院選挙で「ジェンダー平等」を大きく打ち出しました。
性はグラデーションと言われています。男だ女とひとくくりに、カテゴライズする社会は時代遅れです。
一人ひとりが自分らしく生きることができる社会を求めることは時代の趨勢です。
横須賀市議会も問われていると思います。