10回目の放射性廃棄物の搬出 洋上からの監視・抗議行動
2014年にはじめて参加して、今回が2回目となった監視・抗議行動。
原子力空母が横須賀に配備されたのは2008年。
毎年行われるメンテナンス作業によって放射能を帯びた雑巾、プラスティック・シート、作業手袋等の固形廃棄物が発生する。これを梱包しコンテナに入れ密封する。
そして、このコンテナを原子力空母から専用の施設船に移す作業が今年は5月2日の8時50分から10時55分に行われた。
コンテナの大さきは約6m×約2.5m×2.5mの長方形の箱で4個。
下の画像では真ん中あたりのクレーンで吊り下げられている状態のもの。
これが右側のグレーの空母から、左側の赤い船である放射性廃棄物運搬船「コースタル・ベンチャー」に移動する。
私はタイトルに「搬出」という言葉を用いたが、米国と外務省によれば、「搬出される」とは日本の陸上に搬出されるという意味で、このようにクレーンで吊って船から船へ移行させることは搬出とは言わず「移送」というそうである。
つまり、これは1964年に約束したエード・メモワールには違反していないということを言いたいのだろう。
しかし、陸揚げしたか、陸揚げせず、空中でのやりとりかと言うのは、本質的なことではない。
こんなことがまかり通って、毎年横須賀でメンテナンスが行われ放射性廃棄物が出されるということ自体、市民を愚弄している。
この問題は以前から議会でも取り上げてきたが、改選もあり、現市長には問うていないので、6月議会で質問をしたいと思う。
なお、画像中、「CVN73ジョージ・ワシントン」のキャップをかぶっているが、別に好きなわけではないので・・・・・あしからず。