大村洋子
大村洋子大村洋子

鉄火丼と鉄火巻とサンドウィッチと勝負飯

とある全国展開ファストフード店の駐車場に「まぐろの鉄火丼」という「のぼり旗」が揺れていた。はてはて、鉄火丼というのはまぐろ以外にあるのだろうか?という疑問がまず浮上。

ネットサーフィンでいろいろ見てみると、なんと「まぐろ丼と鉄火丼は違う」という言説を発見。まぐろ丼は白いご飯にまぐろの切り身を乗せた丼のことで、まぐろの部位は問わない。鉄火丼は酢飯に赤みのまぐろをのせて、たれに付け込んでいるいわゆる「漬け丼」。

なるほど・・・。

まぐろ丼は当然ながら、鉄火丼もまぐろ以外の切り身は使わなそうだ。やはり、あの「のぼり旗」は「電球の玉」よろしく、同じことを重ねて言っている。まっ、まぐろをアピールしたいのだろうから、細かいことは言いっこなしか。

さてと、次に思ったことは、鉄火丼は「鉄火巻」の派生ではないかということ。もっと言うと、鉄火巻から見れば、鉄火丼は邪道ではないかということだ。なぜ、そう言えるのかと言うと、鉄火とは博打の場のことであり、(もとは火を打って刀などをつくる所)丼と箸を持って食べている余裕はないのだ。だから、ご飯とおかずを海苔で巻いて片手で持ちながら空腹を満たす、もう片方の手で丁半を張るのである。だから、鉄火と名乗れるのは鉄火巻だけではないかというのが、私の持論だ。

そういえば、鉄火巻の外国のお友達にサンドウィッチいた。カードゲームに夢中になるあまり、パンに具を挟んで片手で食べることができるように考案したのがサンドウィッチ伯爵と言われている。やはり洋の東西を問わず、ギャンブラーたちは食事時間を削ってまで、博打に興じていたということか。

藤井聡太棋士の勝負飯の話題は事欠かないが、考えるエネルギーと言うのは、意外にもカロリーを消費する。脳は身体全体の20%~30%も消費すると言われている。藤井聡太さんの一局当たりの消費カロリーはおそらく運動選手並みではないか。だから、座っているだけだが、脳内では高速回転の持久力全開で結構なお食事をされるというわけだ。

ファストフード店の駐車場の「のぼり旗」から連想を繰り広げた。少しはカロリーの消費になったかしら。