大村洋子
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所持金は85円「お金がなくなったら死のうと思っていた」ホームレスの人の生活相談

昨日はいきなり生活保護相談窓口にホームレスの人と行った。もうホームレスの人をお連れするのは何人目になるか。6人、7人、8人くらいか。真っ黒に日焼けした痩せた人だった。土曜日に15年以上の付き合いとなる(この人とのはじまりが何だったか、もうよく、覚えてない。この人も相談で知り合った)方からうちに時々ご飯を食べにくる人を助けてほしいと連絡がきた。

生活相談はご本人からのこともあるが、困っている人を支えている人からのケースも多い。つまり、支えるのも限界にきたから、抜本的に解決するためにということで、私に連絡がくるのだ。困っている人はわりとケロッとしているが、支えている人の方が深刻になるケースがある。私はそんなときは直接ご本人と話すなり会うなりする。

今回の方はかなり切羽詰まっていた。所持金が85円。横須賀の海のいたるところでテント寝袋生活をしてきたが、食べることができなくなったということだ。

昨日は10時から都市整備常任委員会の決算審査だったため1時間しかご一緒できなかった。夕方、はじめに電話をくれた15年来の知人から結果報告を聴いた。寝る場所とご飯は見通しがついたとのことだった。生活保護制度を利用して、自立へ向けて進んでほしい。

「お金が無くなったら、死のうかなと思っていた」とホームレスだった人は言っていた。統一地方選挙が終わって、相談を受ける中で「死にたい」「殺したい」と口に出す人が立て続いている。冗談はやめてよと笑って言い返すことは到底できない。みんな本気で真剣だからだ。そのくらい切羽詰まって追い込まれている人が世の中にはたくさんいる。人を病ませる社会だなと思う。何でも政治のせいには出来ないけれど、やはり政治を変えてまともな社会にして、幸福な人が増えるようにしたいと思う。

生活保護|横須賀市 (city.yokosuka.kanagawa.jp)

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