私は過去や未来ではなく現在を見据えたい∼つかみどころのない平和ではなく∼
昨晩、「平和モニュメント点灯式」が文化会館中ホールと平和中央公園で行われた。
新しいモニュメントは4者によるコンペで行われ決まった。
設計に1,500万円 工事に6,900万円 補助金として1,700万円。
以下は市長メッセージ。市長は文化会館におけるあいさつの中でもほぼ同じことを発言していた。
市長メッセージ(令和 3 年 4 月 19 日)
先ほど、このコロナ禍ではありますが、平和中央公園において、新しい平和モニュメントの点灯式を行いました。
横須賀市は、平成元年五月二十三日に、地球上からすべての核兵器が究極的になくなり、世界の恒久平和が実現されることを願って、「核兵器廃絶・平和都市」を宣言し、平成四年には、そのシンボルとして、中央公園に、最上壽之先生の制作により、「ヘーワオーキクナーレ」のモニュメントが完成しました。
以来、このモニュメントは、「核兵器廃絶・平和都市」の心が天まで届けと、その言葉を抱きながら空に向かってそびえたち、平和の尊さを内外に訴えるという、大きな役割を果たしてきました。
本日、この「ヘーワオーキクナーレ」が、長年果たしてきたその役目は、新たなモニュメントに、引き継ぎがなされたわけではありますが、これまで幾人もの先達たちが紡いできた崇高な誓いは、これからも変わらずに未来に向け、新しいモニュメントとともに、確実に繋いでいくことをお約束いたします。
新しい平和のモニュメントは、毎月一日に加え、終戦記念日など特別な日に、日没後、「平和の光」を、上空へ照射します。私はこの光によって、鎮魂や慰霊を超えた、人類の平和への願いを、未来に向かって、地上から天まで届けたいと思っています。
そしてこの「平和中央公園」を、人種や国籍、民族、宗教、思想など、あらゆる垣根を越えて、多くの方々に訪れていただき、未来への平和と安寧を願う、神聖な場所としていきたいと考えております。
是非、市民をはじめ多くの皆さんにお越しいただき、平和への祈りをささげていただきたいと思います。
また、本日の点灯式を記念して、株式会社博展様より、メイキングムービーを提供していただいております。このモニュメントに込めた思いを、制作過程とともにお楽しみいただける素晴らしい動画です。リンクを貼っておりますので、是非こちらも、多くの皆さんに、ご覧いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
平和とはなんと曖昧な言葉。
いかようにも受け止められるではないか。
骨の髄までアメリカの属国に成り下がってきた日本の歴史の中で、
米軍基地のある横須賀を見渡すその丘に
「平和モニュメント」
神聖な場所で鎮魂や慰霊、未来への安寧の願いと言うが
過去や未来に美辞麗句を並べるのはもういい。
問題は現在(いま)ではないか。
核兵器廃絶を正面に、核兵器廃絶を平和の軸に。
そのために何をどう行動するか、それが一番大切なことだ。