都市整備常任委員会・市営本公郷ハイム(建替え)を視察
2018年から2025年の工期で行われている本公郷改良アパートの建替え事業。
全260戸のうち地上9階46戸のA1棟が他に先立ち完成したことから、現地を視察しました。
横須賀市として市営住宅でははじめてのPFI事業で、設計・監理、施工、の2社と入居者移転支援として1社、計3者によるプロジェクトとなっています。
エレベーターから通路は完全なバリアフリーで段差はなく、車いすもゆったり通れるスペースがあり、手摺りもあり、各戸に鉢植えなどを乗せられる棚が設置されていました。
内部も完全なバリアフリーで畳の部屋もありましたが、従来のふすまはなく、引き戸タイプで軽い力で動いていました。居室を広くとるために廊下はつくらなかったとのこと。下の写真は単身者用の1LDKです。
事業者の話では現在の入居者の移転が少なくて住むような建て方を工夫したとのことでした。
260世帯のうち約150世帯が単身世帯になる予定で、駐車場は世帯の3割分くらいとのこと。
鴨居ハイムで行っていた「シルバーハウジング事業」(高齢者世帯の相談や見守りのための常駐)は行わず、部屋の中に非常時に押せば廊下に音が出るシステムを設置するということです。
家賃は今より上がり2万円台になる方向ですが、高齢世帯、とくに高齢単身世帯の住居確保としてやはり市営住宅は大事だと思います。