笑い声が聞こえてきそうな児童生徒造形作品展
横須賀美術館で行われている第67回児童生徒造形作品展を観てきました。何度か来ていますが、今回はじめて、授業の一環で鑑賞に訪れている子どもたちと一緒になりました。小学生が、幼稚園や高校生の作品を鑑賞する機会となっているのがいいなぁと思いました。同時に自分自身の作品も展示され鑑賞の対象になっているというわけです。
横須賀市立の幼稚園、小学校、中学校、高等学校、ろう学校、養護学校の作品約3,000点の展示。
美術館は終始、静寂ではありましたが、作品をのぞきこむと、子どもたちの笑顔と笑い声があふれてきそうな感を覚えました。
来年度から美術館を教育委員会から市長部局へ移管するというあまりに拙速な手法に教育委員のみなさんから「待った」がかかりました。第4回定例会の一般質問における答弁から、市長には美術館が「社会教育施設」であるという認識がなかったか、あるいは希薄であったということが明らかになりました。私はこれは深刻なことだと思います。社会教育委員会議では「美術館は市民に愛される施設であれ」ということが確認されました。このことの意味を深めていくことが大切だと思います。子どもたちの作品を観ながらそんなことも考えました。