横須賀 原子炉4つの異常な事態
今年に入ってから、原子力潜水艦の寄港がすでに4回。
私は、この事態は異常過ぎるといろんな機会に訴えてきたのですが、昨年のデータを見ると1月こそ入港は無いのですが、2月、3月とやはり相次いでいました。一昨年まで遡ると、昨年と今年が多いのがよく分かります。
横須賀では昨年の12月3日から原子力空母ロナルド・レーガンが入港して今もって停泊しています。コーパスクリスティーは1月18日に出港したはずなのに、同じ日の8時間後に戻ってきて、沖泊まりになり約20分後に再度出港しています。市からの情報ではどうも艦内で病人が出た模様です。コーパスクリスティーが急きょ戻ってきたことによって、同日午後2時台に入港したシャイアンと合わせて、横須賀には19分間原子炉が4つ存在するという異常な事態となりました。
以下に神奈川県基地対策課のホームページから最近の原子力艦寄港の一覧を掲載しておきました。直近から遡っています。
テキサス
平成28年2月5日 15:00 入港 ~ 平成28年3月1日 13:50 出港
シティー オブ コーパス クリスティー
平成28年1月18日 18:32 入港 ~ 平成28年1月18日 18:51 出港
シャイアン
平成28年1月18日 14:28 入港 ~ 平成28年1月25日 14:02 出港
シティー オブ コーパス クリスティー
平成28年1月11日 10:34 入港 ~ 平成28年1月18日 10:29 出港
シャルロット
平成27年12月23日 10:57 入港 ~ 平成27年12月29日 13:42 出港
テキサス
平成27年12月22日 10:35 入港 ~ 平成27年12月30日 13:45 出港
ロナルド・レーガン
平成27年12月3日 10:11 入港 ~ 寄港中
原子力空母についての入港、出港情報は、「入ってきます」「入りました。」「出ていくようです。」「出ていきました。」の4回、市から報告があります。原子力潜水艦については「入りました。」「出ていきました。」の2回です。原潜は隠密行動なので、そういう情報開示になるとのことです。
綾瀬、大和のみなさんは厚木基地の戦闘機の爆音被害に悩まされていると聞いていますが、その元凶である原子力空母ロナルド・レーガンも他の原潜も浦賀水道を与り知らぬ間にやってきます。陸上で生活している私たちには、わかりません。だから、常に意識していないと私たちは鈍感になってしまうのです。
先日、第7艦隊の旗艦であるブルーリッジが大阪港に入港したことで現地で抗議行動が行われたと「赤旗」に出ていました。私はこの記事を読んで、正直ショックでした。何がショックって、自分の麻痺加減にショックです。ブルーリッジはおそらく故意に日本の商業港に寄港するのでしょう。港に寄港するのでも「地ならし」というかわかりませんが、そんな意味合いだと思います。ブルーリッジは今回が初めてではなくて、過去に何度も日本国内の商業港に寄港しています。「親分様のお通りだ~い」って感じでしょうか。
ブルーリッジはフラッグ・シップ旗艦なので、自分自身は攻撃するわけではなく、命令・指示を出すのが役割で、しかも戦闘地域に自分自身は行く必要もなく、リモート・コントロールで充分なんだそうです。なのに、なぜ大阪港に行く必要があるのでしょうか。やっぱり、誇示したいのが目的でしょうか。
そうそう、自分の麻痺加減の話でした。
今年に入って4度の原潜寄港と引き続く原子力空母の停泊、今年に入って1度だけ基地に抗議に行きましたが、それだけでした。大阪の方々のブルーリッジの抗議行動は私に大きな反省を想起させました。基地機能の強化が続きます。もう数日で、イージス艦「バリー」が来ると聞いています。横須賀を母港にする艦船は14隻となります。このことの意味、危険性をもっともっとアピールしていかなくてはならないと思っています。
以下に新倉泰雄氏の「阻止連ニュース」からの資料を添付。横須賀を母港とする艦船一覧です。
左から井坂なおし議員、ねぎしかずこ議員、私、大村洋子。