大村洋子
大村洋子大村洋子

横須賀市・三浦市・葉山町消防指令センターを視察

先日、党の行事で横浜に行ったら、暑いのなんの・・・そのことを横浜在住の人に言ったら「2℃は違うじゃない。横須賀は緑も多いから、風が爽やか。」そう言っていた。なるほど、それは横須賀の良いところだ。

消防局の高機能消防指令システムを見学した。今年の4月から、葉山も入り、三浦、横須賀と2市1町体制となった。142.21㎢、約19万7800世帯をカバーする。

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このシステムは10人体制で24時間。横須賀8人、三浦1人、葉山1人の職員で回している。1日平均90件の救急車の出動。先週の土曜日のベースの開放日は救急車の出動が105件あったそうだ。毎日暑いから、熱中症の救急搬送が多いとのこと。冒頭の通り、横須賀は緑が多くて関東では比較的それほど気温は上昇しないだろうが、それでも救急車はウーウー道路を走りっぱなしだ。

通報が英語だった場合には、ベースにつないで通訳してもらうと言っていた。消防局職員も語学力が要求されるんだなと思った。ちなみにベースには24時間つないでもOKだそうだ。こんなところでも日米同盟の深化があったとは・・・(冗談です。)

このシステム構築には7億3000万円、毎年のメンテナンスには5.2%の3700万円が計上されている。個人情報のかたまりであるこの部屋には限られた人だけが、静脈認証で入れるが、外部からはシャットアウトされていた。

以前に、タブレット端末を使って、災害現場と救急車と病院をつなぐデモンストレーションを横須賀テレコムリサーチパーク(YRP)で見たことがある。デジタル・トリアージも行われていた。情報を瞬時に移動させたり、複数へ発信して共有したり、コンピューターの力で時間や労力を最小限にし、人の命、財産、安全を守る。すごいなぁと驚嘆する。

「私も車で走ることがありますが、救急車が後ろから近付いてくることがよくあります。教習所では左に寄せるように習いましたが、自分が中の車線走っていたりすると、救急車が時には左を走っていくこともあります。何か、決まりごとがあるんですか。」少々幼稚な質問に、唖然とされたかもしれない。特に法則性のよなものはないそうだが、サイレンとアナウンスなどを良く聞いてほしいとのことだった。

どんなコンピューターが発達しても、最後はやはり人の認知・判断・操作なんだな。