5.6脱原発久里浜パレード
「原発いらない!」「世界を汚すな!」「核を売るな!」「お米を汚すな!」「子どもを守れ!」「心を汚すな!」リズミカルなコール。
車の人、商店の人、道行く人の中には、手を振る人、温かなまなざしの人、笑顔の人もいた。
自由に生き生きと、のびのびと堂々と参加の200人は歩いた。私は歩きながら感動していた。
原子力空母の配備された街で、原発の燃料製造工場のある街で、高らかに「脱原発」「平和」が叫ばれた。
沖縄の辺野古の新基地建設を見ても、原発の再稼働への強引な動きを見ても、政府のやり方は滅茶苦茶だ。彼らのやり方には全く道理がない。
1基5千億円のビッグビジネスは美味しいか。
だから止められない。
3.11であれほどの事故を起こしても、
止められない。
どうかしている。
人の命より大事なものはこの世にないはずなのに、この考え方を根底から覆して、儲けのためだけに原発を再稼働しようとする、私たちが真っ当な行動を起こしている中で、彼らは悪魔の心を持った人々だ。彼らというのは電力会社と政府と、群がる人々「原子力ムラ」と言われるそれだ。
それにしても、パレードでのあの清々しさはなんだろう。
薄汚い人々の魂胆には一切乗るもんか・・・。
人の心の最もコアの部分にポッと灯がともったような。動かしがたい何かに、確かに気づいた。
こんなに揺るぎない人々がいるんだなぁ。
一体感に包まった。
久里浜 薫風の中、「脱原発」の声が響き渡った。