大村洋子
大村洋子大村洋子

議会運営委員会で「新型コロナウイルス感染症対策特別委員会」を提案しました①

多くの市民のみなさんが、「市議会」や「市議会議員」を身近に感じる時ってどんな時でしょう?

私は、本音を言うと反省しています。

新型コロナウイルスが蔓延する中で「3密を避けよ」「自粛、自粛」「ソーシャルディスタンスだ」と言われ、今までの活動形態と大きく違ってしまい、戸惑っています。

東日本大震災の時にも覚えた、得も言われぬ感情に自分自身が取りつかれ、手足が自由に動かせないような状況になりました。なりましたという過去形ではなく、今現在もかなり薄れはしましたが、引きずっている感があります。

さて、「テレワーク」「リモートワーク」「オンライン会議」などと職場に行かずに、自宅で仕事をすることがスタンダードになりつつあります。考えてみれば、市議会議員の仕事は職場に拘束されることが少なく、日常的に「テレワーク」ではありました。もともと自分の時間を自身が律することで成り立つ仕事だと思います。

とは言え、議会においては「議案の議決」という重要な役割があり、その議決は遠隔ではできず、必ず、物理的に議会に参集しなければならないため、その意味では議決のためには「這ってでも議会に身体を運ぶ」必要があります。現在の横須賀市議会のルールではそのようになっています。

ともあれ、「新型コロナウイルス」問題が全世界を席巻する中で、仕事のあり方というものが社会的にも問われ、私自身も大いに考えさせられているところです。そんな背景がありながら、冒頭に書いたように、率直に私自身が、そして日本共産党議員団が、さらには横須賀市議会が「今、この状況下で何をしているのか」市民から見えているか?どう、伝わっているのか?ということに疑問をもつようになりました。

何しろ、時々刻々です。毎日、さまざまな施策、事業が行われるという報道がされます。それによって市民が塊になって動くのです。例えば、「国民全員に10万円の配布」と報道されると、翌日にはマイナンバーカードの手続きの窓口が大混乱になったと聞きます。マイナンバーを取得すれば、ネットから申請ができるということで、それなら、さっそくとばかりに市民が手続きに押し寄せたということです。実際は郵送で申請しても、ネットで申請しても、お金をもらえる時期は一緒だそうですが・・・。また、横須賀市が行った次亜塩素酸水の配布も1日目、市役所で行われた際も大賑わいだったそうです。このように、多くの国民、市民が情報に飢え、情報に飛びつき、塊になって行動するというのが、今の特徴だと思います。命の危険があり自粛だ、stay homeだと言われながらも、心理的焦燥感に駆られるのでしょうか、集中的に動き出す行動心理があるようです。

私は自分ももちろん、渦中にいるのですが、ぼやっと茫然自失、ただ突っ立っているようです。前述したように、手足が自由に動かない状況なのです。

背景を書くのが長すぎました。いつもながらの右往左往の文章です。

そんなことで、「議会はこのままではいけないのではないか」では「今、何をなすべきか」と考え、タイトルにあるように「特別委員会」を提案したのです。

 極めて主観的な「特別委員会」提案へのプロセスを書いて、少し気持ちが落ち着きました。次号では、なぜ、「特別委員会」というタイプの会議体なのかということを整理したいと思います。

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