なぜ、こんな原子力防災訓練をしなければいけないのか?グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンGNF-J 原子力発電所の燃料をつくる工場があるから久里浜の人は余分な訓練をしなければならない。
もう、何度もGNF-J付近の町内会の原子力防災訓練は見学してきたが、今日、参加した方のご意見は強烈であり、まったくごもっともと感じた。
こんな訓練をさせられて、うんざりなんだ。こんな原発の燃料をつくるような物騒な工場があるがゆえに、私たち住民はこれからもずっと、こんな訓練をさせられるのか。
あまりに理不尽じゃないか。そういうご意見が炸裂していた。
市の危機管理課の答えは「エネルギーは国策」「核燃料をつくる工場はどこかになくてはならない。ご理解いただきたい。」だった。
前述の質問についてはGNF-Jが本来答えるべきだと思った。GNF-Jは活断層については「直下にはないことが確認されている。」テロ対策については「核防護は24時間、365日やっている。」と答えていた。
万が一の時に備えて、防災訓練をすると言われれば、そうか、ではやっとこうかとなるのだが、そもそもなければ、訓練をやる必要もないわけで、それは原子力艦にしても原発にしても言えること。自然災害は不可抗力の面が大きい。しかし、原子力災害はそこになければいいだけの話である。ことは非常にシンプルなんだ。そのことを改めて認識した。