市長の緊急発言~議長への申し入れ②
6月定例議会の一般質問は17人が行った。私は多くの議員が一般質問を行うことは良いことだと思う。以前に「日本共産党はいつも3人が一般質問を行うことを決めているの?」と他会派の議員から聴かれたことがある。そんなことはない。決めているわけではないけれど、だいたい、何かしら質問する必要のある項目が出てくる。
17人の質問者は1日目が9人、2日目が8人と分けられた。市長が緊急発言を行ったのは2日目のはじまりだった。市長は挙手をして、議長に発言許可を求めた。何事かと思ったが、前日の一般質問のやりとりに対する「お小言」から始まり、後段では前号で記載した内容を発言した。
前日の一般質問に対する「お小言」はイントロダクションで、その後はおそらく、発言しているうちに本音が口をついて出たのだろう。つまり、心に抱え吐き出したかったのは後段部分ではなかったか。
市長が繰り返している「一事象、一現象、一個人を捉えてそれがすべてであるような質問が散見されますが申し上げたいのは・・・」「皆さんもぜひ職員に対してお聞きになって、さまざまなことをお聞きになった上で、ぜひお話をしていただきたい」
つまり、「もっとよく調査してくださいよ」と言っている。「それ、事実と違うでしょ」と言っているのである。これは市長の思いと同時に、執行部の総意でもあるのだろう。執行部の中にうごめいた思いを市長が代弁したのだ。
でも、それは適正な対応と言えるだろうか。9人の一般質問が終わり、本日も8人が一般質問をしようというその前段で、市長が登壇して、このことを発言する。わざわざ発言する。一般質問の精度に対して釘を刺してきたのである。これは議会に対する威圧であり、議員の発言を委縮させる行為ではないか。
そして、本来は議会全体を十把一絡げにするのではなく、質疑のやりとりの中で、個別に指摘すればよいのではないか。「それ、事実と異なります。もっとよく調査することが必要」そういうことは一問一答という丁々発止の場でいくらでも答弁で言えることだと思う。
現に、市長は私に対して教育長選任議案で反問権を行使したし、しょっちゅう「大村議員おっしゃる○○の意味がわかりませんが」と答弁するではないか。私は一般質問は1人1人の議員の力量がまるわかりだなと思う。今まで、何度も顔から火が出るような思いをしてきたし、終わってから凹み過ぎて眠れないこともあった。議会における発言はすべて自分にかえってくるわけだから、事実と違う発言は発した人が受け止める、全責任を負うということだ。それで、いいではないか。なにゆえ、わざわざ、登壇して発言するのか。
上地市長にしては軽率な行動だったと思う。議会は行政をチェックするシステムだ。そのシステムに対して、注文をつけてくると言うのはお門違いだ。つづく。





